Falcon 9がUSSF-481を軌道へ
SpaceXは10月15日、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から、米宇宙軍向けの機密ペイロードを搭載したFalcon 9を打ち上げた。
USSF-481と指定された任務は、太平洋時間午後5時01分にスペース・ローンチ・コンプレックス4イーストから出発した。公開通知ではTH-2とも呼ばれている。宇宙機と目的の詳細は公表されていない。
ロケットは発射後、南向きの軌道を進んだ。Spaceflight Nowによると、危険区域の通知は赤道から約80度傾いた低軌道を示した。この情報だけではペイロードや運用上の役割は特定できない。
ブースターが28回目の飛行を完了
SpaceXはFalcon 9の第1段ブースターB1081を使用した。NASAの打ち上げ、国家安全保障任務、Transporter相乗り、欧州任務、Starlink展開などに続く28回目の飛行だった。
離昇から8分余り後、B1081は太平洋上のドローン船Of Course I Still Love Youに着陸した。同船での着陸は228回目、SpaceX全体でFalconブースターの着陸は671回目となった。
第1段の回収は多くのFalcon 9任務で日常化しているが、今回の飛行は再使用を中心に築かれたSpaceXの運用テンポを示している。
2か月で2回目のTH任務
USSF-481は、2か月連続で公に確認された2回目の「TH」任務だった。前回のUSSF-259(TH-1)は9月16日に打ち上げられた。
名称からペイロードの役割は分からない。Spaceflight Nowが打ち上げを報じた時点で、米空軍省はUSSF-481の性質を説明していなかった。
そのため一般に確認できるのは打ち上げ、軌道、ブースター回収までで、軌道に到達した能力、運用者、使用方法を確実に判断することはできない。公表情報を超える主張は推測になる。
国家安全保障打ち上げにおけるヴァンデンバーグの役割
ヴァンデンバーグ宇宙軍基地は、極軌道や高傾斜軌道へ向かう任務の主要な発射場だ。こうした軌道は広い緯度範囲をカバーする宇宙機に有用だが、USSF-481の具体的任務は明らかになっていない。
10月15日の打ち上げは、米軍の宇宙運用で商業打ち上げシステムが果たす役割も示した。SpaceXのFalcon 9がペイロードを運び、基地が発射に必要な射場インフラと支援を提供した。
宇宙軍にとって機密打ち上げは国家安全保障システムを軌道に配置・維持する取り組みの一部だ。SpaceXにとっては、B1081の再使用実績と国家安全保障任務の履歴に新たな成功を加えた。
分かっていることと分からないこと
公開されている事実は明確だ。Falcon 9はコンプレックス4イーストから離昇し、南向きの軌道でUSSF-481を運び、第1段を太平洋のドローン船に着陸させた。公開通知ではTH-2とも記された。
ペイロードの正体、構成、詳細な目的地、任務目標は不明のままだ。米空軍省が後に情報を公表する可能性はあるが、打ち上げ時の報道には含まれていなかった。
それまでは、USSF-481を再使用Falcon 9ブースターによって実現した宇宙軍の機密打ち上げ成功と理解するのが適切で、特定の衛星計画や軍事能力の証拠と見るべきではない。
この記事はSpaceflight Nowの報道に基づいている。原記事を読む。
Originally published on spaceflightnow.com





