SpaceXのCRS-35貨物Dragonが、新鮮な食料、長期保存物資、研究機材、ハードウェアを載せて国際宇宙ステーション(ISS)に接近している。NASAの中継は10月15日午前9時15分(EDT)に始まり、午前11時頃のドッキングが予定されている。
今回の到着は、10月13日にフロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設からFalcon 9で打ち上げられた、2日余りの軌道追跡を完了するものだ。NASA向け商業補給サービスとしてはSpaceXの35回目の飛行となる。
日常的だが精密な軌道任務
貨物船は単純にステーションへ直行するわけではない。打ち上げ後、DragonはFalcon 9上段によって離昇から約10分後に低軌道へ投入され、ステーションと適切な時刻・速度で合流するための軌道調整を行った。
ISSは軌道速度で地球を周回しているため、最終接近前に距離を慎重に詰める必要がある。今回のドッキングは乗組員の交代ではなく、物資を届け、後に貨物を地球へ戻すためのランデブーだ。
10月13日の打ち上げでは、夜明け前の上昇と軌道条件によって、排気が「宇宙クラゲ」のように見える現象も注目された。任務とは無関係の現象だが、発射場から遠く離れた地域でも打ち上げを目立たせた。
新たなISS乗組員を支援
CRS-35の物資は主に、NASA向けSpaceX Crew-13ミッションの4人の宇宙飛行士を支援する。乗組員は10月1日にISSへ到着し、約8カ月軌道上で過ごしたCrew-12と交代した。

補給飛行はISS運用の中心だ。乗組員の消耗品だけでなく、微小重力下の科学研究に必要な材料や装置も運ぶ。食料や長期保存物資は日常生活を支え、研究機材などは実験と保守を可能にする。
乗組員の交代期には、その役割が特に重要になる。新しいチームは進行中の実験、ステーションのシステム、厳密に管理された物資を引き継ぐ。貨物の到着は在庫を補充し、科学活動の予定に柔軟性を与える。
接近中に注目すべき点
NASAはDragonのランデブーとドッキングをライブ配信する予定で、NASAおよびSpace.comを通じて視聴できる。中継では、予定通り到着し、最終ドッキングを正常に完了できるかが示される。
CRS-35は、低軌道での商業貨物運用が成熟した一方、なお高い精度を求められることを示している。Falcon 9が打ち上げを担い、Dragonが加圧貨物を運ぶ。両者は、ISSへの定期輸送に商業宇宙船を活用するNASAの方針の一部だ。
乗組員にとって、到着は食料、物資、研究品、ハードウェアの追加を意味する。NASAとSpaceXにとっては、成功すれば商業補給サービスに新たな完了済み輸送が加わる。
ミッション日程
- 10月13日:CRS-35がFalcon 9でケープカナベラル宇宙軍施設から打ち上げ。
- 10月15日午前9時15分(EDT):NASAの到着中継開始予定。
- 10月15日午前11時頃(EDT):ISSへのドッキング予定。
直近の節目はドッキングだ。接続後、貨物Dragonは一時的にISSの延長部分となり、乗組員は軌道追跡を経て到着した物資を受け取れる。
この記事はSpace.comの報道に基づいている。原記事を読む。
Originally published on space.com






