アルテミスIIIの次のハードウェア移送は大規模だ
NASAは、アルテミスIII向けスペース・ローンチ・システムのコアステージ上部5分の4を、4月20日にニューオーリンズのミシュード組立施設から搬出し、その構造体をペガサス・バージに積み込んでフロリダ州のケネディ宇宙センターへ輸送すると発表した。この移送は、NASAが現在2027年の打ち上げを見込むミッションの組立フローにおいて、これまでで最も実感しやすい節目の一つとなる。
フロリダへ向かう区画には、液体水素タンク、液体酸素タンク、インタタンク、前方スカートが含まれる。ケネディに到着後、チームは段の艤装と垂直統合を完了し、その後ハードウェアをNASAのExploration Ground Systems Programに引き渡して、積み重ねと打ち上げ準備を進める。大型打ち上げ計画では、こうした移送が重要になる。製造から最終組立とミッション統合へと移る境目を示すからだ。
ロケット残り部分の整い方
NASAはアルテミスIIIの他の主要要素の状況も示した。SLSのエンジン区画とボートテールは、2025年7月にケネディのSpace Systems Processing FacilityからVehicle Assembly Buildingへ移された。段を駆動する4基のRS-25エンジンは、2026年7月までにNASAステニス宇宙センターから出荷され、エンジン区画へ統合される予定だ。
完成すれば、この4基エンジンのコアステージは200万ポンド超の推力を生み、オリオンに乗る宇宙飛行士をアルテミスIIIミッションで送り出す。計画はより広いアルテミスの順序に連動しており、NASAによれば、アルテミスIIIは現在2027年予定で、2026年4月10日に終了した月周回のアルテミスII試験飛行の後に続く。
この節目が重要な理由
今回のロールアウトは打ち上げではないが、深宇宙プログラムが物理的な前進を維持しているかを示す、こうした産業上の節目の一つだ。アルテミス計画は、NASA各センターと主要請負企業が関与する分散型の製造・統合作業に依存している。今回NASAは、ボーイングをコアステージの主契約者、L3Harris TechnologiesをRS-25エンジンの主契約者として挙げており、工場のハードウェアから飛行用スタックへ移るために必要な調整の規模を示している。
この調整の難しさは、宇宙計画の一般報道では過小評価されがちだ。最も目立つ瞬間は打ち上げと着水だが、ミッションの日程は輸送のロジスティクス、統合作業の準備状況、大型サブシステムが適切な場所に到着する順序によって同じくらい左右される。ルイジアナからフロリダへ巨大なコアステージ区画をバージで運ぶことも、その一連の演出の一部だ。
NASAが現在の予定を維持すれば、アルテミスIIIは現代のアルテミス計画の下で宇宙飛行士を月面へ再び送り込もうとするミッションになる。その背景では、工場からバージへの移送でさえ、通常の産業輸送以上の重みを持つ。それは、そのミッションに向けたロケットが、ケネディでの組立に向けて遅く、非常に複雑な進行を続けていることを示す目に見える兆候だ。
この記事はNASAの報道に基づいています。元の記事を読む。
Originally published on nasa.gov




