試験用スーパーホーネットが2種類の新型ミサイルを珍しく公開

米海軍の航空試験評価飛行隊31に所属するF/A-18Fスーパーホーネットが、カリフォルニア州リッジクレスト上空を飛行中、AIM-174BとAIM-260 Joint Advanced Tactical Missileの両方を搭載しているところを撮影された。10月14日の画像は、2種類の先進空対空兵器が同じ航空機に搭載されていることを公に記録した、現時点で初めての例とみられる。

機体の胴体中心線にはIRST21赤外線捜索追尾ポッドも装備されていた。目視できる装備を合わせると、海軍が変化する長距離空戦装備の要素をどのように試験しているかについて、限定的ながら注目すべき公開情報を示している。

空対空兵器体系における補完的な役割

AIM-174BとAIM-260は、海軍が将来必要とする空戦能力の異なる側面に対応することを想定している。AIM-174BはSM-6ミサイル・ファミリーを基盤とし、長射程の空対空能力を提供する。その大きさと射程から、遠距離にいる高価値の航空資産を脅かす用途に特に適している。

潜在的な目標には空中給油機や早期警戒管制機が含まれる。こうした支援機は、戦闘機が遠方の作戦地域へ到達し、空域にとどまり、監視と連携を維持することを助ける。より遠距離からこれらを脅かせれば、相手が航空作戦を継続する能力を複雑化させる可能性がある。

カリフォルニア州リッジクレスト上空を飛行する航空試験評価飛行隊31(VX-31)所属のF/A-18Fスーパーホーネット。その下面に搭載されたAIM-174B、AIM-260 Joint Advanced Tactical Missile、IRST21赤外線捜索追尾ポッドのクローズアップ。@photosxlyss2_ RY
カリフォルニア州リッジクレスト上空を飛行する航空試験評価飛行隊31(VX-31)所属のF/A-18Fスーパーホーネット。その下面に搭載されたAIM-174B、AIM-260 Joint Advanced Tactical Missile、IRST21赤外線捜索追尾ポッドのクローズアップ。@photosxlyss2_ RY

インド太平洋で想定される長大な距離は、この能力を特に重要にする。同地域の戦闘機は、係争地域へ進出し、その上空にとどまるため、給油機に大きく依存する可能性がある。こうした支援機を長距離から攻撃可能なミサイルは、戦闘機同士の交戦をはるかに超えて作戦計画に影響を与え得る。

射程は依然として機密

AIM-174Bの射程は機密扱いだ。報告書は、射程がAIM-120D AMRAAMを大幅に上回ると見込まれ、数百マイルに及ぶ可能性があると指摘している。ただし、これは公式な射程の公表ではなく、正確な能力は明らかになっていない。

正式名称をJoint Advanced Tactical MissileとするAIM-260は、米国の空対空ミサイル・インベントリーにおけるもう一つの重要な近代化計画だ。VX-31の機体でAIM-174Bと並んで確認されたことは、海軍が両兵器を同時に公に試験していることを示す。ただし、画像だけでは運用状況、運用 doctrine、最終的な艦隊配備形態は分からない。

VX-31の役割

VX-31は航空試験評価飛行隊であるため、撮影された機体は通常の実戦配備の証拠ではなく、試験の文脈で理解すべきだ。それでも、この組み合わせは重要だ。注目を集める2つのミサイル計画が、公開記録のある飛行で、1機の海軍戦闘機に搭載されたことを示しているからだ。

主翼下に4発のAIM-174Bミサイルを搭載した米海軍のF/A-18Fスーパーホーネット試験機。point_mugu_skies
主翼下に4発のAIM-174Bミサイルを搭載した米海軍のF/A-18Fスーパーホーネット試験機。point_mugu_skies

IRST21ポッドは、機体の構成にもう一つの関連能力を加えている。赤外線捜索追尾システムは、赤外線シグネチャーを利用して航空機の探知・追尾を支援できる。このケースでは、2種類のミサイルと並ぶポッドの存在が、厳しい空戦任務向けに評価されているセンサーと兵器の幅広い組み合わせを示している。

より広範な近代化努力を示す目に見える兆候

この写真は、海軍が長距離作戦向けに空対空兵器ポートフォリオを更新している時期に公開された。報告書によれば、AIM-174BとAIM-260にはAIM-424 Maliceも加わる。これらの計画を合わせると、既存兵器を単一の新型に置き換えるのではなく、階層的なミサイル構成を目指していることがうかがえる。

公開画像だけで先進兵器に関する最重要の疑問が解決することはほとんどない。射程、誘導、ネットワーク化、シーカー性能、戦術などの詳細は機密であるか、1枚の画像から推測できない。ただし、スーパーホーネットの搭載状況は、海軍がAIM-174BとAIM-260を同じ試験環境に持ち込んでいる証拠にはなる。

軍用航空を観察する人々にとって、中心的な進展はここにある。それぞれ異なる役割に結び付く2種類の新しい長距離空対空兵器が、海軍のF/A-18F試験機の下に同時に搭載されている姿が公に確認されたのだ。

この記事はtwz.comの報道に基づいている。原記事を読む。

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