海軍、長射程ミサイルの野心と小型兵器コンセプトを並行して推進

米海軍の最新ミサイル構想は、単により遠くを攻撃することだけを目的としているわけではない。新たに公表された長射程空対空ミサイルAIM-424 Maliceに加え、同軍は逆の課題、すなわちステルス機の内部により多くの短距離防御兵器を搭載する方法にも焦点を当てている。

Compact Air-to-Air Missile、すなわちCAAMと呼ばれるこの取り組みは、F-35のような機体での短距離交戦と内部搭載を想定しており、将来の無人機にも関連する可能性がある。この構想は、現代の空中戦におけるよく知られた作戦上のトレードオフを示している。射程は重要だが、弾数の余裕も同様に重要である。特に、部隊が空母やその他の高価値資産を、ミサイルや無人機の密集攻撃から防衛しなければならない場合にはなおさらだ。

出典報道によれば、CAAMは海軍がAIM-424を初めて公表したTailhook Associationの大会ブリーフィングで同時に言及された。この並置には意味がある。海軍が将来の空対空戦力を、単一の次世代代替ではなく多層的な体系として捉えていることを示唆している。ひとつの兵器は射程拡大を目的とし、もうひとつは近接戦闘で機体が内部に搭載できる兵器数を増やすことを目的としている。

内部搭載が構想の中心

これまでに説明された決定的要件は、「内側境界用兵器の内部搭載能力を高めること」である。この表現は、公開情報が限られていても非常に示唆的だ。内部搭載はステルス機の低視認性を保つ一方で、兵器のサイズと数量を制約する。より小型のミサイルであれば、レーダー可視性を高める外部パイロンに兵器を移さずとも、より多くの発射機会を持たせることができる。

海軍航空にとって、これは複数の場面で重要になる。艦載戦闘機は、飛来する巡航ミサイルや無人機、あるいは脅威の数が高度と同じくらい重要になる飽和攻撃から、艦隊を守らなければならないかもしれない。そのような場合、より深い内部マガジンを備えた戦闘機は、より多くの標的に対処しながら、離脱や再武装が必要になるまで、より長くステルス性を維持できる。

An inert AIM-424 Malice Long-Range Air-to-Air Missile (LRAAM) seen loaded in one of the internal bays on an F-35C Joint Strike Fighter. The Navy is also pursuing the Compact Air-to-Air Missile (CAAM) with an eye toward internal carriage. USN
F-35C Joint Strike Fighter の内部ベイのひとつに搭載された、無誘導状態の AIM-424 Malice Long-Range Air-to-Air Missile (LRAAM)。海軍は内部搭載を視野に Compact Air-to-Air Missile (CAAM) も進めている。USN

出典報道は、この種の兵器が、空母やその他の高価値資産を大規模なミサイル・無人機の波状攻撃から局地的に防衛するうえで、とくに有用になり得ると指摘している。要するに、海軍は搭載量そのものを戦闘変数として扱っているようだ。

この考え方は、軍事計画全体に広がる変化とも一致する。各軍は、ミサイルが単独の標的を破壊できるかどうかだけでなく、長時間または多層的な交戦を生き延びるのに十分な迎撃弾を搭載できるかどうかにも、ますます注目している。小型ミサイルは、その算術に対するひとつの答えである。

以前のコンパクトなSidewinder構想との類似

海軍は詳細仕様を公表していないが、報道によればCAAMの中核目標は、以前に示されたAIM-9X Sidewinderの「Compact Variant」、すなわちAIM-9X CVと非常によく似ている。この比較は、取り組みの方向性を示す最も明確な手がかりである。まったく新しい任務区分を創出するのではなく、既知の短距離戦闘任務に最適化した小型ミサイルを追求している可能性がある。

もしこの連続性が保たれるなら、計画は有用な近距離空対空性能を維持しつつ、搭載密度を改善できる程度までミサイルを小型化することに重点を置くかもしれない。これは有人戦闘機だけでなく、制約のある空間で兵器を内部搭載することが想定される協調型または自律型航空機にも関係する。

出典本文で引用された海軍関係者は、CAAMを「将来の内側境界兵器」と表現し、要件は海軍作戦部長室航空戦部門であるN98によって評価・検討されていると述べた。同じ関係者は、作戦上の安全と計画の機微性のため、承認された公開発表以外で定期的な更新を行う予定はないとも付け加えた。

このような認知と抑制の組み合わせは、要件定義段階にある計画として典型的だ。取り組みが実在し、正式に検討されていることは示しているが、時期、契約先、性能の詳細を公に語る段階にはまだ達していない。

A model of Boeing s multi-stage LRAAM concept. Joseph Trevithick
Boeing の多段式LRAAM構想の模型。Joseph Trevithick

なぜ今この計画が重要なのか

この公表は、空中脅威環境がより混雑し、より不均衡になっている時期に行われた。長射程ミサイルは、敵を遠ざけ、支援機を遠距離から脅かせるため、戦略的に魅力を持ち続けている。しかし、より安価な無人機や大量攻撃の増加は、より多くの数を搭載できる兵器への需要も生み出している。その文脈では、小型ミサイルはニッチな構想ではない。高度な航空機が、発射数が決定的になる交戦を強いられる可能性への対応である。

ステルス機にとって、この問題はさらに切実だ。F-35の内部ベイは、強みであると同時に制約でもある。生存性を守る一方で、内部スペースの一つひとつが貴重だ。より小さなミサイルであれば、同じ航空機が防空哨戒や護衛任務で、シグネチャー管理を損なうことなく、より多くの迎撃弾を搭載できる。

海軍がAIM-424とCAAMの両方を強調していることは、空中戦近代化に対するポートフォリオ型のアプローチを示している。ひとつのミサイルですべてを解決しようとしているわけではない。むしろ、任務を外側境界と内側境界の層に分け、それぞれに最適化された異なる兵器を用意しているように見える。これは、長距離の先進航空機から、より近距離の無人機やミサイルの集中攻撃まで、予想される脅威の多様性に対する現実的な対応である。

なお、多くの未確定事項は残っている。提示された出典の公開記録だけでは、CAAMがAIM-9X派生型から発展するのか、完全に新しい設計になるのか、あるいは迅速に調達段階へ進むのかは分からない。また、想定プラットフォーム数や配備時期も明示されていない。しかし、要件そのものは重要だ。ステルス機には、より優れたミサイルだけでなく、それをより効率的に運ぶ方法が必要だと海軍が認識していることを示している。

その意味で、この小型ミサイル計画は、見出しを飾ったAIM-424長射程型と同じくらい重要なものになるかもしれない。長射程兵器は射程における野心を示し、CAAMは生存性、搭載数、圧力下での持続防御への注目を示している。両者を合わせると、ミサイル戦の両極によって形作られる将来の航空戦力が見えてくる。すなわち、より早く撃ち、戦いが近づいたらより多くを運ぶという姿である。

この記事は twz.com の報道に基づいています。元記事を読む

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