緊急対応の暫定策から正式要件へ

米海兵隊は、軽量で装着型の対ドローンシステムについて正式要件の策定を進めている。これは Modern Day Marine の展示会での発言として Breaking Defense が報じたものだ。R.M. Barclay 中佐は、この要件は今後数か月以内に出る見込みだと述べ、緊急需要に応じた場当たり的な配備から、より計画的な調達の道筋への移行を示した。

この発表が重要なのは、二つの現実を同時に認めているからだ。第一に、小型無人航空システムは戦場と部隊防護における深刻な問題になっている。第二に、海兵隊が現在使っているシステムは、完全に統合された長期プログラムの一部としてではなく、差し迫った必要に応えるために迅速に配備されたものだ。

この違いは重要だ。緊急調達は有用な装備を素早く部隊に届けられる一方で、接続や維持、拡張が難しい断片化した装備群を生みがちだ。Barclay の発言は、海兵隊がいまや応急的能力から、より一貫したアーキテクチャへ移行したいと考えていることを示している。

小型ドローン防御が穴になっている理由

Breaking Defense によると、Jason Morris 少将は、海兵隊の地上および兵站部隊をドローンの脅威から守るうえでの不足を指摘した。彼は、より大規模で複雑な防空システムでは、特に小型の無人航空機に対して、機動戦闘レベルの問題を十分に解決できないと述べた。つまり、より大きな目標向けに最適化された能力では、脅威が安価で多数、低空で、しかも戦術部隊に接近してくる場合には不十分だということだ。

この課題は現代の紛争全体で拡大している。小型ドローンは偵察、目標指示、攻撃に使える。観測から攻撃までの距離を縮め、しかも大量に入手可能なことが多い。分散した編成で行動する部隊にとって、携行可能な対抗手段の必要性はますます高まっている。

報道によれば、海兵隊の対応には、個々の海兵に装着できるウェアラブルシステムが含まれている。これらは主として非運動学的な装備で、直接撃墜するのではなく、手持ちの受動センサーや妨害に依存する。この設計思想は前線での使用に理にかなっている。携行性、迅速な展開、そして即応の局地防御が、複雑な固定式装置より重要だからだ。