電気料金の上昇圧力はまだ終わっていない

米国の小売電気料金はここ数年で大きく上昇しており、新たな分析は、短期的にさらに値上がりする可能性が高いことを示唆している。Utility Diveによると、ローレンス・バークレー国立研究所とThe Brattle Groupが4月1日に公表した分析は、投資家所有の公益事業会社による記録的な料金改定申請と規制当局の承認が、政策または市場の対応がなければ、さらなる価格上昇圧力につながることを示しているという。

この報告書は、単純な一つの物語を示しているわけではない。代わりに、最近の価格上昇について「危機」的な見方と、より「細かな」見方の両方を提示している。ただし、差し迫った見通しについての警告は明確で、進行中の料金改定案件の件数は、今後さらに値上がりが続くことを示している。

これは重要だ。というのも、電力コストは今や、送電網の近代化、嵐への耐性、料金負担の重さへの懸念、新技術と電化による需要増など、複数の競合する圧力の中心にあるからだ。

数字は明確な上昇を示している

Utility Diveが引用した分析によると、2019年から2025年にかけて、1キロワット時あたりの名目価格は、住宅顧客で33%、商業顧客で26%、産業顧客で27%上昇した。全顧客区分を通じた平均小売電気料金は、2025年に2024年比で5.3%上昇した。

地域差は大きい。分析によれば、全国平均は州ごとの大きな差を覆い隠している。カリフォルニア、北東部、そして中部大西洋岸の一部では、より大きな上昇が見られた。つまり、広い全国的な傾向が上向きでも、「電気代インフレ」の実感は地域に強く左右される。

負担可能性への影響は大きい。Utility Diveは、米国の世帯の3分の1が収入の5%以上を電気代に支出していると報じている。わずかな割合の上昇でも、政治的にも経済的にも重要になりうる理由の一つがここにある。

なぜ価格は上がり続ける可能性があるのか

短期的に最も強いシグナルは、公益事業規制そのものから来ている。分析によると、昨年提案された値上げは180億ドルに達し、2021年から2025年までに公益事業者の料金改定提案のおよそ3分の2が承認された。2025年の投資家所有公益事業会社による収入増加申請は、1980年代半ば以降で最も高い水準を上回った。

料金改定案件は、過去の会計処理のやり直しではないからだ。これは、公益事業者が顧客から回収できると見込んでいる額を示す先行指標である。申請が高止まりし、規制当局がその相当部分を承認し続ければ、家計と企業の価格上昇が続く可能性が高い。

したがって、この報告書は現在の状況を、すでに請求書に何が起きたかの話としてだけでなく、まだ来ていない請求書に規制の行列が何を意味するのかという話としても位置付けている。

危機か、細かな見方かはレンズ次第

Berkeley-Brattle分析の有用な点の一つは、状況を一つのスローガンに押し込めないことだ。「危機」という枠組みでは、2019年以降、全国的に価格は急騰し、家計への負担が大きく、特定地域に痛みが集中している。「細かな」見方では、多くの値上がりはおおむねインフレに沿っており、29州では2019年から2025年にかけてインフレ調整後の電気料金が下がった。

この両方は同時に真実でありうる。全国的には、顧客が名目価格の上昇を明確に経験している。しかしインフレ調整後に見ると、話はより複雑になる。この区別は分析上重要だが、毎月の請求額上昇が持つ政治的な重みを和らげるわけではない。

住宅顧客は特に強い圧力にさらされているようだ。分析によると、彼らは商業・産業顧客よりも最近の小売電気料金上昇が大きかった。この分布が重要なのは、住宅消費者は大規模産業ユーザーや高度な商業バイヤーに比べ、コスト管理の選択肢が少ない傾向にあるからだ。

より大きな政策課題

電気料金をめぐる議論は、信頼性、レジリエンス、インフラ投資、料金負担の重さの交差点にますます置かれている。公益事業者は、老朽化した設備の維持、嵐に備えた नेटवर्कの強化、需要増への対応、新技術の統合を迫られている。一方、顧客は最終的に請求書にどう反映されるかを気にしている。

Berkeley-Brattle分析は、こうした圧力が消えるとは主張していない。むしろ、政策や市場の変化がなければ、現在の規制環境は短期的に価格を押し上げ続ける可能性が高いと示唆している。

これは電力部門における、よく知られているが未解決の緊張を生む。近代化とレジリエンスには多額の資本支出が必要な場合が多い。しかし、その投資回収の負担は、すでにインフレとエネルギー負担に敏感な家計と企業に降りかかる。新分析は、その緊張を解消するのではなく、より鮮明にしている。

消費者にとってメッセージは明快だ。最近の請求額上昇が、トレンドの終わりではないかもしれない。政策立案者と規制当局にとって、より難しい問いは、電力の負担可能性を実質的に損なわずに、変化する送電網をどう資金調達するかに残る。

  • LBNL-Brattleの新分析は、近い将来の電気料金のさらなる上昇が見込まれると述べている。
  • 住宅向け電気料金は2019年から2025年にかけて名目ベースで33%上昇した。
  • 昨年は180億ドルの公益事業料金引き上げが提案された。
  • 地域差は大きく、カリフォルニアや北東部などで上昇がより急だった。
  • 中核となる政策上の緊張は、送電網投資の必要性と顧客の負担可能性の間にある。

この記事はUtility Diveの報道に基づいています。元の記事を読む

Originally published on utilitydive.com