NASA、ステーションの電力・通信・保守作業のため 8 月に 3 回の宇宙遊泳を予定
NASA は、8 月に国際宇宙ステーションから米国の宇宙遊泳を 3 回実施し、作業は電力の強化、通信機器、そして継続的なステーション運用に必要なケーブル配線に焦点を当てると発表した。同機関はまた、この一連の活動に先立ち、7 月 30 日木曜日にヒューストンのジョンソン宇宙センターから予備記者会見を開くとしている。
この計画では、ステーション外で実施される一連の作業が、厳密に順序づけられている。それぞれは軌道上実験施設の長期保守の別々の部分に対応するが、全体として見ると、NASA が目先の保守と将来の機材搬入への準備、さらにステーションの最終的な退役管理とのバランスをどう取っているかが分かる。
NASA によると、3 回のうち最初の宇宙遊泳は 8 月 6 日木曜日に予定されている。NASA 宇宙飛行士の Jessica Meir と Anil Menon は Quest エアロックから出て、ステーションの 3B 電力チャンネルを変更する装置を取り付ける予定だ。この作業は、NASA が今年後半に搬入予定としている将来の International Space Station Roll-Out Solar Array(IROSA)に向けて前哨基地を準備することを目的としている。
このアレイは、ステーションに送られる 7 基目の IROSA となる。NASA は、追加の発電能力はステーションの安全で制御された軌道離脱を含む重要な運用を支えるためのものだとしている。この点は、8 月の作業をより広い運用文脈に位置づける。ISS は依然として稼働中の研究プラットフォームとして維持されている一方で、インフラ上の判断は今やステーションの最終退役とも結び付けられている。
8 月最初の宇宙遊泳は将来の太陽電池アレイ設置が中心
8 月 6 日の船外活動は、NASA が午前 6 時 30 分にライブ中継を開始した後、午前 8 時に始まる予定だ。同機関によれば、宇宙遊泳は約 6 時間半続く見込みだ。Meir は宇宙遊泳クルー 1 を務め、赤いストライプの入った宇宙服を着用する。Menon は無地の宇宙服を着たクルー 2 となる。
Meir にとってこの船外活動は 6 回目の宇宙遊泳となる。Menon にとっては初めてだと NASA は述べた。この組み合わせは運用上重要だ。というのも、宇宙ステーションの宇宙遊泳では、複雑だが既存手順の範囲内で対応できる作業の場合、経験豊富なクルーと初参加のクルーを組み合わせることが多いからだ。8 月 6 日の任務は、将来の電力システム強化に結び付いた、明確なハードウェア設置作業という点で、そのパターンに合致しているように見える。
太陽電池アレイの取り組みは、既存システムの老朽化に合わせてステーションの電力 क्षमता を更新してきた長期的なキャンペーンを反映している。展開型アレイは、元のトラス構造を全面的に設計し直すことなく電力を追加できるため、近年の ISS 近代化の注目すべき要素となってきた。NASA の説明からは、今回の宇宙遊泳は新しいアレイそのものを取り付けるものではなく、後日の設置が進められるようステーションを準備するためのものだと分かる。
2 回目の出舱は重要な通信アンテナの交換が目的
2 回目の宇宙遊泳は 8 月 13 日木曜日に予定されている。NASA は、2 人の宇宙飛行士が軌道複合体上の Space-to-Ground アンテナを交換するとしている。同機関はこのアンテナを、ヒューストンのミッションコントロールと宇宙ステーション間でデータと高速通信を送るための重要な通信システムだと説明した。
そのため、8 月 13 日の作業は今月の EVA 日程の中でも最も運用上 حساس な案件の一つとなる。通信回線は、ステーションの安全、調整、科学運用の基盤だ。NASA はこの助言文書で当該出舱の宇宙飛行士の組み合わせを明記しなかったが、アンテナ交換は任意の改善作業ではなく、不可欠なステーション支援の一部であることを明確にしている。
この種のハードウェア交換は、ISS の年数と複雑さも浮き彫りにする。主要システムの多くはすでに何年も使われており、そのためステーション保守には、予備計画なしに劣化させることができない高価値コンポーネントの個別交換がますます含まれるようになっている。実際、このアンテナ作業は、NASA が将来の商業的な低軌道プラットフォームの準備を進める一方で、現在のステーションがなお着実な外部保守に依存していることを示している。
8 月下旬の EVA は離軌と保守の準備を継続
3 回目の宇宙遊泳は 8 月 25 日火曜日に予定されている。NASA は、米国の宇宙遊泳 98 回目のクルーが、継続的な保守の一環として電力チャンネルのケーブルとデータ中継システムを接続すると発表した。同機関はさらに、この作業にはステーションの将来の離軌に関する準備も含まれると付け加えた。
この表現が重要なのは、現在のステーション保守が、プログラムの最終章に向けた計画と重なり合っていることを示しているからだ。NASA は離軌関連の作業を、日常運用からの即時移行としては位置づけていない。むしろ、電力強化や通信支援と同じ技術的連続線上にあるものとして示している。つまり、ステーションは今この瞬間に安全に運用を続けながら、将来的な制御された終了に向けても構成されなければならない。
したがって、8 月 25 日の出舱は、是正的でもあり準備的でもあるように見える。ケーブルやリレーの接続は新しいハードウェアの設置ほど目立たないことが多いが、より大きなシステム変更を実際に使えるようにする要素であることが多い。NASA がこの作業を正式な EVA に組み込んだのは、ステーションの外で宇宙飛行士の専用時間を割く価値があるほど重要だという意思表示だ。
NASA、予備説明会で忙しい EVA の 1 か月を位置づけ
最初の出舱に先立ち、NASA は 7 月 30 日午後 2 時 EDT に予備説明会を開催する予定だ。参加者には、Commercial Low Earth Orbit Program の副プログラムマネジャーである Bill Spetch に加え、宇宙遊泳のフライトディレクター Chris Dobbins と Chloe Mehring が含まれる予定だ。彼らの参加は、説明会が EVA の直近の運用詳細と、ステーション支援および将来の低軌道インフラへの移行に関するより広い計画を結び付けるものになる可能性を示している。
この 3 回の宇宙遊泳は、ISS プログラムの現在の現実を示している。ステーションは依然として運用中の重要資産であり、外部ハードウェア、電力システム、通信への相当な投資を引き続き必要としている。同時に NASA は、その一部の作業を離軌計画と公然と結び付けるようになっており、軌道上実験施設が、保守と長期的な移行計画がますます同時進行する段階に入ったことを示している。
NASA にとって、8 月の EVA 日程は単なる定例保守の区切りの集まりではない。それは、老朽化しつつも依然として重要なプラットフォームをどう管理するかを示すものだ。すなわち、利用価値を延ばし、コアシステムを守り、次の機材搬入とステーションの将来的な制御された運用終了に向けた技術的基盤を整えることにほかならない。
この記事は NASA の報道に基づいている。原文を読む。
Originally published on nasa.gov


