XGIMIが投影分野の最も古い弱点の一つに狙いを定める

XGIMIの新しいTitan Noirシリーズは、ホーム投影を映画的に感じさせるには明るさだけでは不十分だ、というシンプルな考えに基づいている。同社によると、この新ラインはデュアル機械式アイリスシステムを採用し、このカテゴリーで最も根強い制約の一つ、つまり暗いシーンが本当の黒ではなくグレーに見えてしまう傾向を改善するという。もしその主張が実使用で裏付けられれば、Titan Noirの発売は単なる小幅なハードウェア刷新というより、画質に関する根本的な不満に的を絞って対処する試みとして意味を持つだろう。

シリーズはKickstarterキャンペーンを通じて発表され、3モデルが用意される。最上位のTitan Noir Maxは最大7,000 ISOルーメン、Proは6,000、ベースモデルは4,800とされている。ただし中心的な革新は明るさのスペックではない。XGIMIがDual Intelligent Iris Systemと呼ぶ仕組みで、2つの物理的なアイリスモジュールがシーン内容に応じて継続的に調整される点にある。

アイリス方式が注目される理由

提示された原文によると、デュアルアイリスはレンズに届く前の光路に直接作用する。これはソフトウェアで画面全体を暗くするデジタルディミングとは異なる。XGIMIは、商業映画館向けプロジェクターで長く使われてきた原理を借用し、それを家庭向け市場に適用している。同社は、その結果として最上位モデルで10,000:1のネイティブコントラスト比を実現するとしている。

この数値は、黒の制御という点でOLEDテレビと同等レベルには達しない。原文でも、画素レベルのOLED性能にはまだ届かないと明記されている。それでも、この違いは重要だ。プロジェクターは画面サイズと没入感で競争する一方、一般的なリビング環境ではコントラストと暗部描写で不利になりがちだ。ハードウェアベースで黒レベルを改善する試みは、より大きなルーメン数でごまかすのではなく、この弱点に正面から向き合っている。

Titan Noirラインアップの内容

3モデルはいずれも、XGIMIによればBT.2020色域を110%カバーするトリプルレーザーRGBエンジンを共有する。ラインアップはDolby Vision、HDR10+、IMAX Enhancedにも対応する。これらは高級映像機器でおなじみの要素だが、コントラスト重視のアイリスシステムと組み合わさることで、XGIMIがTitan Noirシリーズをライフスタイル家電ではなく、本格的なホームシアター機器として見てほしいと考えていることがうかがえる。

光学系もその訴求の一部だ。原文によれば、15要素レンズは最大5つのフォーカス位置を記憶でき、16:9ワイド画面と2.35:1シネマスコープの間を手動再調整なしで素早く切り替えられる。XGIMIはさらに、単板DLPプロジェクターで見られることがある短い色のちらつき、「レインボー効果」を抑えるAnti-RBE技術も追加している。

接続性は実験的というより堅実だ。eARC対応を含むHDMIポート3基、USB 3.0ポート2基、Gigabit Ethernet、Wi‑Fi 6を備える。この仕様だけで製品が決まるわけではないが、より本格的なホームシアター環境に組み込むためのプラットフォームだという印象を補強している。