木曜日の世界市場で、AI関連のテクノロジー株が大きく下落した。投資家がインフレ、金利、債務の見通しを見直し、売りは米国からアジア市場へ広がった。半導体メーカーやAI投資ブームに関連する企業が打撃を受けた。

韓国のKospi 200は一晩で8%超下落し、6カ月ぶりの安値で引けた。下落幅が大きかったためサーキットブレーカーが発動し、取引が一時停止された。SK HynixとSamsung Electronicsは約11%、9.5%下落。日本の日経225は4.9%下落し、Kioxiaは11%、SoftBankは10%下落した。SoftBankはOpenAIの主要投資家だ。

インフレが計算を変える

直接のきっかけは新たな米国のインフレ指標だった。9月の消費者物価は3.7%上昇し、予想を上回った。市場は、AI開発のコストを短期的な収益と利益で支えられるのかをすでに議論していた。

インフレ上昇は成長志向のテクノロジー企業に特に影響する。金利上昇が予想されると、投資家は将来利益をより大きく割り引く。Deutsche Bankのアナリストらは市場の24時間を混乱したものと表現し、連邦準備制度が再び利上げするとの期待が高まったと指摘した。

チップメーカーはAI取引の中心

半導体企業はAI計算需要の主要な受益者だ。大規模AIシステムの訓練と稼働には、メモリーチップ、プロセッサー、ネットワーク機器、データセンター容量が必要になる。

一方で、信頼感が変化すると影響を受けやすい。韓国と日本のチップ関連株の下落は、資金調達環境への懸念がメーカー、クラウド事業者、投資家、AI開発者の間に急速に広がることを示した。

下落はアジアに限られなかった。前日の米国取引では、Nasdaq Compositeが1.9%、S&P 500が1.1%下落し、いずれも7月以来の大幅な下げとなった。

債務懸念が圧力を加える

投資家はAI需要の速度だけでなく、巨額の支出をどう賄うかも見ている。データセンター建設や先端計算機器の取得には多額の資本が必要で、収益化には時間がかかる可能性がある。金利上昇が予想されれば、借入コストと債務負担がより大きなリスクになる。

下落の広がりは、投資家がAIへのエクスポージャーを共通のリスクと見ていることを示す。今後はインフレ圧力が和らぐか、AIインフラへの支出が投資規模を正当化し続けるかが焦点になる。

この記事はThe Guardianの報道を基にしています。原文を読む。

Originally published on theguardian.com